ベトナム中央肺病院は、肺結核の早期発見・治療にAIを導入している最先端の医療施設の一つである。感染源を早期発見し予防するだけでなく、結核が発症するリスクのある人々の治療にも活用できるAIも研究している。

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 ベトナム中央肺病院は、肺結核の早期発見・治療にAIを導入している最先端の医療施設の一つである。感染源を早期発見し予防するだけでなく、結核が発症するリスクのある人々の治療にも活用できるAIも研究している。

 結核と肺炎は、環境汚染に起因する最近最も一般的な病気である。症例数が増加している中、病院の治療能力は今は十分ではない。テクノロジーの採用により、診断・治療能力が向上し、作業負荷が軽減されることを医師や関連研究者は望んでいる。

 グエン ヴェット ニュン准教授によると,結核に感染した人の70%は自覚症状が乏しく、明らかな病症が出ない場合、X線フィルムでしか病気を検出できないと述べる。AIを適用することにより、きわめて小さな異常でも検出でき、医師の診断における意思決定に役だつ。

   ベトナム中央肺病院は2016年から結核診断にAIを導入し始めた。試みの一つにX線フィルム結果読み取りのアプリケーションがある。診療の精度は92%に達している。

   ニュン准教授は、AIが器官、血液の病気診療に現段階でも活用できるレベルであるとし、インダストリー4.0にともないベトナムは近い将来、完全に結核を根絶できるだろうと述べた。

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