ベトナム政府は2020年から2025年までの事業活動に関する規定の廃止や簡素化の計画を規定した政府決議68号(68/NQ-CP)を公布した。

ベトナム政府は2020年から2025年までの事業活動に関する規定の廃止や簡素化の計画を規定した政府決議68号(68/NQ-CP)を公布した。
過去に、ベトナムはビジネス規制改革を2つ実施した。
- 2007年〜2010年の期間:4,818 / 5,421の行政手順を削減および簡素化した。これにより、行政手順の37.31%が削減された。これらは年間約30億VNDに相当する。
- 2016年〜2020年の期間:3,893 / 6,191のビジネス条件、6,776 / 9,926の専門検査の対象となる商品ラインの削減と簡素化ができ、年間1,800万以上の必要経費が節約された。それらは約6億3,000万VNDに相当する。
これらのプログラムによりベトナムは世界ランキングを大きく上げることができた。
- 世界銀行が発表した世界ビジネス環境ランキングによると調査対象国の190か国・地域中70位となり、20位上昇された。2016年~2020年の期間にASEAN第5位にランクされた。
- 世界経済フォーラムが発表した国際競争力指標4.0(GCI4.0)で10ランク上がり、141か国と地域の中で67位となった。ASEANでは7位にランクインした。
- 米国の「U.S. News&World Report」誌が発表した「投資するのに適した国々(Best Countries to Invest In)」で8/80にランク付けされ、トップ10にランクインされた。
しかし、多くの規制は依然として不十分であり、生産および事業活動の発展に対する障壁を生み出している。規制を削減する一方で別の規制を生成して、企業や人民のビジネスをより困難にした事例もある。行政手順の実施は依然として手動で行っており、個人や企業にとって無駄な時間を生み出している。したがって、ベトナムは今回3回目の改革を強い決意を持って表明している。
今回の改革は、統計、レビュー、評価の段階だけでなく、事業活動に関連する規制の包括的な改革を実施し、電子政府による行政手続きの実施を促進することに注力している。2020年から2025年の期間における第3の改革の目標は、事業活動の規制を約20%削減および簡素化し、コストも約20%カットすることである。